【アンケート調査結果報告】
バイオ開発領域におけるラボオートメーション化
および人材能力開発に関する研究
パーソル高度バイオDX産業人材育成協働研究所では、バイオ研究開発領域(健康・医療産業を中心)におけるラボオートメーション導入・稼働の現状把握、またそれにかかわる人材タスクの変化について調査を行い、結果をまとめました。
なお本調査は、一般財団法人バイオインダストリー協会「バイオエンジニアリング研究会」「創薬モダリティ基盤研究会」の企業会員様に回答いただいたアンケート結果をまとめたものです。ご協力いただき誠にありがとうございました。
調査の背景・目的
新テクノロジーの導入過程では、業務従事者のタスクに変化が起こる。バイオ技術分野では、研究・実験作業の自動化(ラボオートメーション化)導入が進みつつあるが、当協働研究所が米国職業ネットワーク(O*NET)※の公開データからバイオエンジニアのタスク重要度の経年変化を調べたところ、タスクの重要度に変化が見られた。
そこで我々は、日本国内において、ラボオートメーション導入の進捗状況、また従事者のタスクやバイオ業界における人材育成状況について調査を行うこととした。
※米国職業情報ネットワーク(O*NET) https://www.onetonline.org/
調査の概要
日本国内のバイオ研究領域(健康・医療産業を中心)におけるラボオートメーションの現況調査
調査対象: 一般財団法人バイオインダストリー協会
「バイオエンジニアリング研究会」 「創薬モダリティ基盤研究会」 企業会員 様
調査方法: Google Formsを用いたアンケート調査
調査期間: 2024年 4月 3日 ~ 5月 2日
回 答 率 : 21.2% (43名/202名)
調査結果の要約 (1)自動化機器・システムの導入状況
調査結果の要約 (2)自動化機器・システム導入に関する人材要件、人材確保と課題
調査結果の要約 (3)人材の能力開発(教育訓練)の実施
新テクノロジーが導入される過程では、業務従事者のタスクに変化が起こることが知られております。高度バイオ人材育成システムの確立を目指す当協働研究所にとって、人材要求タスクの変化を把握することは大変重要な要素であると考えております。今回の調査で得た結果は今後の活動に生かしていく所存です。