Why is visualization of competence necessary?

なぜ技術者能力の可視化が必要なのか?

技術者に同じ業務を依頼しても、得られる成果は人によって異なります。
それは各技術者の性質が異なるためであり、勘が良い人、そうでない人、または先を見据えた上で業務が遂行できる人、目先の業務に集中して取り組む人など、様々な人がいます。

そういった違いは果たして何に起因するのか。

個人に備わる能力を見える化し、客観的に把握することで、優れた点や不足する点が明確になります。その結果、業務に求められる人材を適切に配置することが可能となり、個人の特性を最大限に生かすことができるようになります。
また人材の育成に必要なポイントがわかることで、個人の成長を促すことができ、技術の変化が激しいバイオテクノロジー分野の研究開発領域においても、多くの人が活躍できる場を提供でき人材を効率的に育成することや、新しい業界に挑戦し活躍するチャンスを得ることにもつながると考えております。

個人の能力を可視化
Competence of Researcher

協働研究所の考える技術者能力
「技能」「知識」「行動特性」

技術者に必要な能力、すなわち職能とは何か。

与えられた職務を遂行するために必要な要素は「技能」「知識」「行動特性」の3点に分けられると我々は考えています。
当協働研究所では、下記のように定義しています。

「技能」:業務を進める上で必要な技術、所作・行為そのものである。
「知識」:所作・行為を行う上での根拠であり、理由である。
「行動特性」:成果を発揮する人に特徴的な仕事の進め方、適切な行動や取り組み姿勢のことである。

我々は、人材不足が深刻になっているバイオ医薬品の製造工程をターゲットとし、製造開発に関わる技術者に必要とされる「技能」「知識」「行動特性」の評価指標作成を進めています。

協働研究所の考える技術者能力「技能」「知識」「行動特性」