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ご挨拶

※東洋経済ONLINEに当協働研究所開設の狙いについて紹介されています。https://toyokeizai.net/articles/-/466345

バイオ医薬品のニーズが高まり、市場規模が著しく拡大しておりますが、実は製造現場の人的リソースが不足しており、市場成長のボトルネックになっています。高い技術力、開発能力をもつ人材、品質保証や品質評価を担える人材が求められています。

一方、パーソルテンプスタッフ(株)では近年バイオ専門職の派遣実績が急増しているものの、人材の職能を明確に評価する客観的基準がないため、キャリアの積み重ねによる人材の自律的成長が難しい、就業先業務内容によっては本来持っている能力を生かせないなどの問題を抱えております。

これらの問題を解決するために、我々大阪大学大学院工学研究科とパーソルテンプスタッフ(株)は当協働研究所を開設いたしました。人材評価・キャリアデザインをご専門とされる大阪大学名誉教授(現:高松大学経営学部)の松繁寿和先生にもご参画いただき、人材の職能分析とキャリアの可視化による評価法を構築いたします。また、その評価法導入により、バイオテクノロジー分野にかかわる人材の高効率な人材育成システムを確立することを目指します。
なお、人材開発を主眼に置いた文理融合型の協働研究所は、大阪大学で初の試みです。

パーソル高度バイオDX産業人材育成協働研究所
所長 大政 健史

人生100年時代と言われる昨今、学校卒業後60~80年にわたる人生を考える必要があります。

一方、産業は20年程度でピークアウトし、その速さは以前にも増して早まっています。技術者に求められる能力も刻々と変化しており、社会で役割を担っていくには、その変化に常に対応し続けることが必要です。

このような環境において、汎用性のある人材育成方法や客観的な人材評価方法を確立することは大変意義深いことであると考えております。

教育と人材、人事評価制度、キャリアデザインに関わってきたものとして、当協働研究所で技術者の育成や評価システムの構築に関わってまいります。

大阪大学名誉教授 高松大学経営学部教授
特任教授 松繁 寿和

Our Member

研究所メンバー

所長

大政 健史(大阪大学大学院工学研究科 教授)

特任教授

松繁 寿和(大阪大学 名誉教授、高松大学経営学部 教授)

柿澤 寿信(招へい准教授、立命館大学 准教授)

副所長

魚津 理映(招へい准教授、パーソルテンプスタッフ株式会社)

渡辺 恵郎(招へい准教授、パーソルテンプスタッフ株式会社)

久家 彩乃(招へい研究員、パーソルテンプスタッフ株式会社)

松原 玲奈(招へい研究員、パーソルテンプスタッフ株式会社)

四方 知子(大阪大学大学院工学研究科 技術補佐員)

早野 雅子(招へい研究員、Cytiva(グローバルライフサイエンステクノロジーズジャパン株式会社))

小野 聡(招へい研究員、Cytiva(グローバルライフサイエンステクノロジーズジャパン株式会社))

石川 周太郎(招へい研究員、エイブル株式会社)